冷麺ってどんな食べ物なの?
冷麺とは、元来朝鮮半島で好まれる麺を使った料理を指します。麺はそば粉にデンプンを混ぜよく練って作ります。型枠を使って細長く押し出し、熱湯に落としゆで?にします。これに冷水を通すと、コシが強い歯応えのある?となります。
麺の上には肉類、ゆで卵、キムチ、キュウリ、梨などをトッピングとして乗せます。そして、しょう油、酢、からしなどで味付けしていただきます。
日本では岩手県盛岡市の盛岡冷麺が有名です。盛岡冷麺は韓国冷麺をベースとして作られています。また、関西地方では「冷やし冷麺」という名前の食べ物を指すことがあります。
韓国冷麺と盛岡冷麺の違いって何?
冷麺と言えば韓国が思い浮かびますが、日本では盛岡冷麺もよく知られています。韓国冷麺にはピョンヤン冷麺とハムフン冷麺があり、その両方を融合させたものが盛岡冷麺になります。
韓国冷麺のピョンヤン冷麺は、主原料のそば粉に緑豆粉が入っているので黒っぽい色をしています。
キジ肉などから取った出汁に、大根を漬けて作る水キムチの汁であるトンチミを投入して作ります。出汁本来の茶色っぽい色に仕上がっています。
トッピングにはチャーシュー、ゆで卵、キムチ、梨などが使われ、酢やキムチを加え、自分流の味にして食べるのが一般的です。
また、ハムフン冷麺はそば粉を主原料に、ジャガイモなどのデンプンが加えられています。ピョンヤン冷麺よりコシが強く、ツルツルした白っぽい細麺になっています。
さて、上記の韓国冷麺に対し、盛岡冷麺の原料は小麦粉とデンプンになります。半透明で、強いコシが特徴の?となっています。
出汁は牛骨に鶏ガラを加えて作ります。深いコクが特徴の出汁です。トッピングにはキムチ、キュウリ、ゆで卵、チャーシュー、リンゴ・スイカなどの果物が使われます。
韓国冷麺の歴史とは?
冷麺は冷たい麺料理のことで、そのルーツは現在の北朝鮮のピョンヤンとハムギョナムド ハムンになります。
元来、冷麺は寒い冬に、当時の床暖房の一種であるオンドルのある部屋で食べる料理でした。朝鮮半島のことを記した東国歳時記には、11月の季節料理として冷麺が紹介されています。冷麺は夏の食べ物ではなく、寒さ厳しい冬の食べ物であったのは事実のようです。
冷麺は大きく分けてピョンヤン発祥でスープ付きのムルレンミョン(水冷麺)と、ハムフン発祥でスープ無しのビビン(ピビム)ネンミョン(混ぜ冷麺)の2種類があります。
1950年に朝鮮戦争が勃発しましたが、南に逃れた北側出身者が持ち込む形で韓国側に本格的に普及しました。
盛岡冷麺の歴史とは?
盛岡冷麺の生みの親はハムフン出身で麺職人の青木輝人という人物です。この青木氏が昭和29年に飲食店を開業した際、朝鮮半島のハムフン冷麺とピョンヤン冷麺を融合させ、日本人の舌に合った?を完成させました。この麺は当初、知名度があるピョンヤンの名前を借り、ピョンヤン冷麺と呼んでいました。
青木氏はキジの出汁に似た牛スープにキムチを組み合わせた、独自の味を完成させました。麺は小麦粉を使い、朝鮮半島の麺のコシの強さに、のど越しや見た目の美味しさというエッセンスを加えました。
昭和61年に盛岡市で「にっぽん麺サミット」というイベントが開催され、この場で出品され盛岡冷麺という名前で呼ばれるようになりました。
盛岡冷麺は盛岡市民に親しまれ、焼肉屋以外の飲食店でも食べられるようになり、スーパーでは家庭用の冷麺も販売されるようになりました。
自宅で冷麺を食べるときのおすすめのアレンジ方法とは?
家庭にある材料を使って簡単に作れる冷麺のアレンジレシピとして、冷たいスープで食べる水冷麺をご紹介します。
1人前の材料は、韓国冷麺1玉、大根200g、キュウリ1/2本、リンゴ1/4個、チャーシュー2枚、ゆで卵1/2個、からし・酢・氷それぞれ適量と、もしあれば糸唐辛子になります。
まず下準備として、酢大さじ2、砂糖大さじ2、塩小さじ1/2、一味唐辛子小さじ1/4を混ぜたものに、大根、キュウリを半月状に切ったものを漬けておきます。
水300ml、顆粒の鶏ガラスープ大さじ1を鍋に入れ一煮立ちさせ、冷めてきたら冷蔵庫に入れ冷やします。
下準備しておいた大根、キュウリの水分を取ります。冷麺は茹でた後に冷水にさらし、水分を取って器に盛り付けます。
それにチャーシュー、リンゴをスライスしたもの、半切りしたゆで卵を乗せ、冷やしておいたスープを注ぎます。彩りに糸唐辛子を乗せたら完成ですが、お好みでからし、酢などを加えて下さい。
アレンジレシピには他にも、夏バテ対策の蒸し鶏の韓国冷麺風そうめん、キムチ・コチュジャンが入ったピリ辛韓国風冷麺など、たくさんのアレンジレシピがあります。
焼肉屋で食べる冷麺について
「夏は冷麺だ」という方も少なくないと思いますが、元はと言えば朝鮮半島北部で冬に食べられていたものだと聞いて驚きます。
元祖の冷麺にはそば粉・緑豆粉を使い黒っぽい水冷麺のピョンヤン冷麺と、そば粉・デンプンを使い白っぽい混ぜ冷麺のハムフン冷麺があります。この冷麺はハムフン出身の麺職人によって日本に持ち込まれ、盛岡で人気となりました。その冷麺は、小麦粉を使いコシの強さにのど越しのよさなどが加わったものです。昭和61年に盛岡冷麺と命名され、以後盛岡市民に愛される料理となりました。
簡単な料理なので、例えば冷たいスープで食べる水冷麺、蒸し鶏の韓国冷麺風そうめん、ピリ辛韓国風冷麺など、たくさんのアレンジレシピがあります。
今年の夏はこの話を思い出しながら美味しい冷麺をいただきましょう。
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